2010年4月18日日曜日

計算なんかしたくないのに

計算してしまう。

どうしたら生活できるか。

どうしたらあの人みたくなれるか。

どうしたら辿り着けるか。

辿り着いた場所に花は咲いているのか。


計算。段取り。実行。反省。また計算。

計る、図る、測る、諮る、謀る…とたくさん【ハカル】

という漢字があるのは
それだけ「はかる」と言う行為を
人間が重要視していたことにほかならず

それは人間の生活そのものだからで
はかる=生きるということでもある。

と大学の授業で習ったのを思いだした。

だいじょうぶ、「進むべき道は必ずある」と言い聞かせる。


喫茶店の名前が「映画館」って、そば屋の名前が「カレー屋さん」くらい反則だと思った。

女性3人が主催の朗読イベントを見に行った。
気持ちよかった。3人とも安定感抜群で。それぞれの味がありつつ、一本の線で共通している。
特に中でも初めてちゃんと聴いたキキさんは朗読上手いな、ほんと。

女性の詩の朗読ってストリップよりもその人が裸になる感じがする。(そういう目で見てんのかエロガッパ!って言われそうだけど)でもそういう官能的な要素あんじゃないかな。詩の朗読って。

朗読イベントに行くと必ずと言っていいほどエレクトロニカが聴けるのも嬉しい。
エレクトロニカとポエトリーリーディングは、あんぱんと牛乳くらい相性がいいのであーる。
とてもおいしい。


とても重厚な荷物が届く。

さて、ゆっくり聴くとしよう。

2010年4月7日水曜日

大事なご報告。

泣く子も黙る、相対性理論の歌詞力。
そっこー買いに行きました。

びびっちゃうよ、あんなの聴いたら。

結んだ赤い糸の先を 教えて
ジャンヌダルクも知らない 知らない 未来 
      ―「(恋は)百年戦争」


「マイハートハードピンチ」もお気に入り。

あいうえおっと
かきくけこれは
おかしなことになりそうだ
さしすせそうよ
たちつてとめて
私のハートちょっとピンチ
      ―「マイハートハードピンチ」



こんな歌詞を今作『シンクロニシティーン』では
ベースの真部さんだけでなくみんなでやってるみたいで
それも驚きの実がなる桃の木です。

「(恋は)百年戦争」はギターの人が作詞だし。

どんだけレベル高い作詞集団じゃ。ティカ・αさんも調子良いし。

素敵なメロディで読むポエトリーリーディングみたいだ。
いや、きっとそれを歌というのだけれど。

メロディを失くした僕らは何をすればいいのか。
韻でも踏むか…。ちぇ。

前置きが長くなりましたが、代表のParanelさんにお声掛けいただき
以前からひそかに憧れていたインディーレーベル「LOW HIGH WHO?」

に所属することになりました。
どうぞよろしく。

「所属したから、だからどうした」ってゆうか別に、それで僕がすごい人になるわけでも
なんでもないのですが、かなり実際的な部分でレーベルさんと楽しいことができそうなので
それがわくわくなのです。

今年中になにかアルバム作りたいな。

「作りたい」と声に出してみたところで、それが以前よりはぐっと現実味を帯びるという点で
やっぱり僕は嬉しいのであります。

以上、漫画喫茶マンボーから報告でした。

2010年4月3日土曜日

接触

狐火さんと接触。
デモをお渡しする。

明日が引っ越しのためリハだけ見学させてもらって終電で帰るという奇天烈っぷり。

30分ほどしか居れなかったもののかなり良い体験をさせてもらった。

吉祥寺ワープという箱はかなりでかく感じた。ラウンジだけですでにバー・サザナミくらいある。
太めの服にキャップ率高し。それでも出演者はポエトリーラッパーが多いから少ないほうなのか。メインフロアにはステージがある。当たり前だ。でも僕にとっては全然当たり前じゃない。ステージも音もでかい。すでにキャンドルさんのリハが始まっていて耳を澄ませる。次に狐火さんのリハ。次が田我流。

うん。なんだろ。

とても複雑な気持ちになって、今のところその正体は不明。

どの出演者もアングラシーンではかなり有名な方々で立場的にはとても憧れてる。
良いなぁ、そのポジション。

今リハをしている彼らと僕は何が違うんだろう、と100回くらい考える。そういうふうに考えながらも彼らとは、あぁ、まったく違うんだなぁ、とも考えて(努力がどうとか差し引いても)。
だってものすごく異文化体験に思えたから。
僕と彼らの間には、何一つ、共通点がないようにすら思えた。

僕が帰った後、たくさんのヘッズがあの広いフロアを埋めたことだろう。なんたってMeisoさんも出るわけだし。

みんなヒップホップをしに来てて、ヒップホップを体現するためにラップをしたり、DJをしたりするんだ。
狐火さんは「J‐RAPの居場所はどこだ」って歌ってて、田我流の人は「ジャニーズもいまやラップするし、カラオケでもみんなラップで…」みたいなことをラップしていて、みんなヒップホップが好きでラップしてるんだよなぁ。

なんかそれはとても当たり前なのに僕にはきっとそういうことはできないし、それはもうしかたない。

だって僕がパフォーマンスとして、表現の極みとして憧れて、見てて震えて、痺れるのは暗闇の中、全裸で叫ぶ今村知晃だし、そう考えるともう、ある意味どうしようもないのかもな。